2021年9月21日、日本時間8時55分に月は魚座で満月を迎えました。魚座は12星座の最後の星座、物語の着地点であり、今までの過程を統合する役目を持った星座です。そこで起こる今回の満月、星たちはどのような導きを与えてくれるでしょうか。早速読んでいきましょう。
◉多くの天体が逆行中、これからの自分の生きる道を整える2週間
今回の満月は魚座29度で起こり、サビアンシンボルは「プリズム」です。
プリズムとは光を分散・屈折・全反射・複屈折させるための光学素子であり、ガラス・水晶などの透明な媒質でできた多面体のこと。その多面体の内部で光を分散させて下記写真のように七色の虹を作り出します。12星座の最後魚座の満月、色々あった出来事を統合し、人間の心というプリズムを通して、見えないものを形にしてゆく。今回の魚座満月はそんな意味を持った度数で起こっています。
加えてただいま木星、土星、天王星、海王星、冥王星が逆行中。28日には水星も逆行します。物事が思い通りに動かなかったり、無力感に襲われたり、妄想しがちになるというような影響もありますが、それぞれの星が示す物事をじっくり見直す期間とも捉えることができます。
◉自分のことに集中すること吉。無理のないセルフプロデュースでなりたい自分に近づこう
さて上記を踏まえて、ここから2週間の過ごし方のヒントを星読みします。
星全体の動きとして、火星の影響で両極端に相反した気持ちがひとりひとりの心に内在するという流れ。心から安心できる環境を求めながらも、怒りを抑えられず言葉が荒くなったり、違う意見に対し激しく糾弾してしまうなど、意識して自分の感情を制御しなければ、心や体が疲れ切ってしまいそうな流れです。
一方で今回の魚座満月は自分の心の純度を上げ、自分を整えることに大きな力を貸してくれます。たとえ自分を整える過程で問題が発覚したとしても、根本を見直したり、流れを止めているものを取り除いたりもできる星回りであるのです。加えて今なら水瓶座にいる逆行中の土星が俯瞰的に自分を見つめ直す機会を、天秤座にいる水星が人生の潮目を読んでチャンスをつかむ手助けを与えてくれる時期でもあります。
以上を踏まえ、この2週間の過ごし方のヒントは「とにかく自分の人生に集中すること」。自分のやりたいことに集中し、これから何をして、どう生きていきたいのか、どんな人と一緒にいたいのか、自分の内側にあるものを表に出していって吉。ここで大切なポイントになるのは⓵自分に無理をせず、見栄を張らず心をオープンに ⓶その上で自分が仲良くしたい人たちが寄ってきてくれるような自分をセルフプロデュースすること。時間をなるたけ自己投資して、好きな人にこの人と会いたいな!と思わせるような自分になっていきましょう。
加えて蠍座にいる金星が一緒に高みを目指せる魂レベルで繋がる仲間とのご縁を、加えて天秤座にいる火星が類は友を呼ぶと言わんばかりに楽しい出会いをバックアップ。心をオープンにすることで気持ちよく付き合える仲間に出会えそうな星回りです。
また未知の領域を開拓することで余計な争いを遠ざける傾向もあリます、古いものに執着せず、新しい出会いを楽しんでいきましょう。
◉見えているのは一面だけかも?想像力を鍛えて、負の感情に勝つ
この2週間を過ごす注意点も。まず先に申した通り、火星の影響で両極端に相反した気持ちがそれぞれに内在するという流れ。感情を意識的に制御しなければ、せっかくのご縁を繋げる星の動きも負の繋がりとなってゆきます。故にいつも以上に理性を保つことを意識して吉。
私たちが日常見えているのは物事の一面だけで、その背後にある物語は想像したり、理解しようと努力はできても、本当に理解することは、なかなか難しいです。しかしだからと言って、理解しようとする努力をおざなりにしてしまえば、物事や相手の心だけでなく、自分の心をもおざなりにしてゆくことに繋がってしまいます。
また一度出てしまった言葉を戻す事はできません。その一言が誰かの心を刺すことも、命を奪うこともある。もし最近の自分の発言を振り返って、その言葉を仮に自分が受けたとして‥つらいな苦しいなと感じたら、一度歩みを止めて休んでみましょう。そして自分は本来誰に、どこに、何に対して気持ちを求めているか、今一度見直してみましょう。惑星逆行が多いこの時期は、見直しすることで必要な気づきを得られやすいはずです。
それでも、まだ苦しくて負の感情に負けそうになったら、目をつむり、自分の心の中にプリズムがあることを想像してみてください。あなたは自分から世界に向けてどんな光を放ちたいですか?どんな光を好きな人に届けたいですか?今回の魚座満月は苦しみながらも、自分自身の負の感情と戦うあなたにきっと味方してくれるはずです。
さていかがでしたでしょうか。毎度のことながら置き傘程度に参考にされてください。ではみなさんが良い出会いのある2週間を過ごされますように。