乙女座新月の星読み

乙女座新月の星読み
Pocket

 今回は9月7日乙女座新月から2週間後の魚座満月・秋分の日までの星読みです。

 まず前提として、現在木星、土星、天王星、海王星、冥王星が逆行しています。天体は基本、東から西へ移動しますが、逆行とは地球から見て天体が西から東へ移動しているように見えることを指します(実際に逆方向へ移動しているわけではありません)。逆行している期間はそれぞれの天体の持つ意味を踏まえ、見直し、修正、点検する時期と星読みでは捉えます。

 さて今回の乙女座満月の月、太陽のサビアンは乙女座15度『装飾されたハンカチーフ』。自分が持つ資質や安定感を汚したくないために、世間や周囲に対して防衛的になるという意味のサビアンになります。次にアセンダントのサビアンは天秤座の12度『炭鉱から出てくる炭坑夫』。新しい世界を探求するために、強い集中力を発揮できる時期。ただ集中しすぎると無理なことをする傾向があるので、健康には気をつける必要があるというサビアンです。

 では星の位置からわかる良いポイントから。強い集中力を発揮しやす時期です、自分の大切にしていきたいこと、人生の軸になりそうなことに注力して吉です。目に見えないものを大切にする、芸術性やインスピレーションが磨かれる時期であり、加えて趣味や好きなことで人と繋がりやすい時期でもあります。同じ夢を共に語れる仲間と知り合いやすい時期ですので、プラスな波動で星の力を活かして吉。恋愛面では直感やひらめきも冴えやすく、またしっかりと落ち着いた愛情を育むことのできる時期です。

 注意点としては、頑なに自分の信念を強く意識し肯定することに固執すると、思いやりを失いやすい時期です。他人の欠点を指摘してトラブルに発展したり、反対意見を容赦無く切り捨てたりすることで大切なものを失いやすい時期でもあります。また薬やお酒の過剰摂取にも注意な時期です。

 さて以上を踏まえた上でこの二週間の過ごし方のヒントですが、秋分前というのは、新たな季節に向けての調整期間です。各天体が逆行していることもあり、これから進みたい道にとって必要なもの、不必要なものを整理する時期だと考えると良いと思います。今回は自己管理の星座でもある乙女座での新月ですので、健康に対する見直しを特にお勧めします。新しく行うことに対する集中力が強い時期でもありますので、諦めていたダイエットを習慣化するなんていうのに最適な時期です。ただ、無理のない程度で行いましょう。

 次に自分のことに集中して吉。これはこの一年のテーマでもありますね。特に今回月がある乙女座は自分の内側に意識が湧く星座でもあります。自分がどう生きたいのか、どう過ごすことが自分にとって快適なのか、惑星の修正力を活かして見直していきましょう。特に後回しにしていた実務的なことに着手するにも良い時期です。いつも以上の分析力と調整力が発揮できるでしょう。ただ何事も完璧は求めず、ほどほどに。健康第一。

 注意点としては、正義感が暴力化しやすい時期です。せっかくの強い集中のエネルギーを他人に対する怒りで使ってしまうと、周囲を巻き込み怒りの連鎖がいつも以上に大きくなります。正義感やジャッジにはお酒や薬と同じく、中毒性があるので、正しく取り扱うことが大切です。

 これからしばらくたくさんの情報の中で、いろんな意見が飛び交い、争うことも多くなりそうです。だからこそ自分自身と向き合い、自分の信念をどう伝えるかということが大切になってきます。この乙女座新月の時期にどの言葉も鏡の中の自分に向けたものという意識で、言葉を考える練習をしてみましょう。言葉ひとつひとつの力を大切に扱うことが、やがてあなた自身を大切に扱ってくれる人々との出会いにつながってゆくはずです。

 さて以上、乙女座新月の星読みいかがでしたか。毎度のことながら、置き傘程度に参考にされてください。では良い二週間をお過ごしください。

 

 

永盛星よみカテゴリの最新記事